MECARD の QR コードは、vCard と同じように連絡先を電話へ保存しますが、形式ははるかに簡潔です。もともと国内の折りたたみ式携帯電話のために作られたもので、その出自が小ささと、対応が全機種には及ばないことの両方を説明します。
小さいことの意味は見た目より大きい。MECARD は同じ情報を vCard よりずっと少ない文字数で書きます。文字が少なければモジュールが減り、モジュールが減れば同じ印刷寸法で正方形が太くなります。完全な vCard ならすでに細すぎるシールや名札、提げ札の上でも、まだ確実に読めるコードになるということです。
その代償が対応の広さです。連絡先カード (vCard 3.0) はどの電話も、どの連絡先アプリも、どの読み取り道具も知っている形式です。MECARD は大きな系統の写真機なら見分けますが、すべてではありません。相手の機種が分からない場面では vCard が安全で、密度が勝負を決める小さな印刷物では MECARD が優れます。
社章と住所のあとに二センチしか残らないとき、問いは「どちらの形式が詳しいか」ではなく「どちらが読めるか」に変わります。
歩きながら読み取られる名札では、太いコードが勝ちます。三回目ではなく一回目で読めるからです。
機器、見本用の鞄、小さな部品の上など、二センチ角が上限という場所で。
対応は広いものの、完全ではありません。いまの iPhone と Android の写真機は MECARD を見分けて保存を勧めます。古い機種と一部の読み取りアプリは文字を表示するだけです。連絡先がどうしても届かなければならないなら 連絡先カード (vCard 3.0) を使ってください。
vCard より運べるものが少ない。肩書きの項目がなく、電話の種類も分かれておらず、住所も一つだけです。
特別な記号は退避され、手作りの MECARD はまさにそこで失敗します。カンマとセミコロンは項目と名前の要素を区切ります。カンマを含む会社名は、退避がなければ割れてしまいます。この生成器はそれを処理します。
入っているものはすべて公開です。読み取った人にはすべての項目が見えます。
住所は自由記述の一項目です。都道府県も郵便番号も一行の中。電話はそれを表示しますが、分かれた形で受け取っていないものを分けることはできません。